健康を意識している人の中には、特定のサプリメントを服用している人もいるのではないでしょうか。サプリメントを服用しながら、医者から処方された薬も飲んでいる人もいるでしょう。食べ物の食べ合わせがあるように、薬類の飲み合わせについて疑問を持つ人もいますよね。薬とサプリメントを併用することで、命に危険性が及ぶ可能性があるので注意しなければなりません。今回は、薬とサプリメントの違い、併用することで危険性が高い組み合わせについて解説します。
1.薬とサプリメントの違い
薬は科学的な検証によって、効果・効能や副作用が明らかになっています。含まれている成分によって用法も定められており、薬事法による科学的な裏付けがあります。サプリメントは科学的な検証が実施されているかが不明であり、明らかになっていない効果・効能、副作用があるかもしれません。食品という位置付けであるため、薬事法などの科学的な裏付けがないことがほとんどです。
薬とサプリメントは科学的な裏付けの有無という違いがあり、サプリメントには判明していない効果・効能、副作用が存在する可能性があります。これらを併用することで、予期せぬ効果が出てしまい健康を阻害する危険性もあります。
2.危険性が高い薬とサプリメントの組み合わせ
ここでは、特に危険性が高いサプリメントと薬の組み合わせを5つ紹介します。
- ワーファリン:ビタミンK
- ジギタリス製剤:カルシウム
- 降圧剤:コエンザイムQ10
- レボドパ:ビタミンB6
- ビスホスホネート製剤:ミネラル
それぞれ説明します。
・ワーファリン:ビタミンK
ワーファリンには血液凝固防止作用があり、血液をサラサラにする効果があります。ビタミンKと併用することでワーファリンの作用を減弱させるので血液凝固防止作用が生じにくくなります。
・ジギタリス製剤:カルシウム
心不全の治療に使用されるジギタリス製剤は、心筋の収縮力を強める働きがあります。カルシウムにも心筋の収縮力を強める働きがあるため、併用することで作用を増強させてしまいジギタリス中毒を引き起こすリスクがあります。
・降圧剤:コエンザイムQ10
降圧剤は高血圧に使用される治療薬で血圧を整える効果があります。コエンザイムQ10にも降圧作用があるため、併用することで作用が増強されるリスクがあります。
・レボドパ:ビタミンB6
パーキンソン病の治療に使用されるレポドバですが、ビタミンB6と併用することで代謝が促進され効果が弱くなる可能性があります。
・ビスホスホネート製剤:ミネラル
骨粗鬆症治療に使用されるビスホスホネート製剤はミネラルと結合することで、吸収を阻害されて効果が出にくくなります。
3.まとめ
薬とサプリメントは科学的な裏付けの有無という違いがあり、サプリメントには判明していない効果・効能、副作用が存在するかもしれません。併用することによって、予期せぬ効果が出てしまい健康を阻害する危険性もあります。自己判断で薬とサプリメントを併用するのではなく、サプリメントを服用する前に薬を処方している医師に相談するようにしましょう。組み合わせによっては命に危険性が及ぶこともあるため要注意です。
